セミナー『TV視聴激変!端末とコンテンツはどうなる?』のご報告


10/9(水)に、次世代メディアセミナー『TV視聴激変!端末とコンテンツはどうなる?』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約60名の方にご参加いただくことができました。

参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

 

※10/9セミナーの詳細は以下の通りです。

 

10/9(水)開催
2024年 第8回 次世代メディアセミナー
TV視聴激変!端末とコンテンツはどうなる?

< 開催日時 >  2024年10月9日(水) 16時00分~18時00分
 <会  場> LODGE
東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町
LINEヤフー株式会社 本社オフィス内 17F(受付は2F)
(東京メトロ永田町駅 9a出口直結/東京メトロ赤坂見附駅 D出口より徒歩3分)
【ZOOMによるリモート参加も可】
 <登  壇  者> 日本電気株式会社 メディアエンタメサービスグループ長 橋本直久 氏
株式会社電通   メディア・コンテンツ・データ開発部長 朴 泰輝 氏
 < モデレーター > 次世代メディア研究所 代表 鈴木 祐司

 

※セミナー会場の「LODGE」は、LINEヤフー本社オフィス内にあるスペースです。
LODGEはZホールディングスグループ各社と各種企業団体のオープンコラボレーションを目指して活動し、コロナ禍における現在はオンラインイベントの収録配信会場としても活動しております。

 

 

<概要>

ネットに接続するCTVでは、放送波を受けるライブ視聴が減り、ネット配信のコンテンツ視聴が増えている。
そもそも放送を前提にしないチューナーレスの普及が1割ほどになっている。
大手TVメーカーにとってこの事実はタブーだが、現実にモニター端末はどう進化していくのか。
前提となるネットワークはどう変わっていくのか。現状と近未来の議論は避けて通れない。

その時、従来のTV番組はどう進化すべきか。
リアタイ前提の視聴率だけでは、価値は測定できなくなった。
ネットへの二次展開なども増えているが、ミニ・スピンオフ・縦型展開なども存在感を増している。
技術とサービスの観点から、ローカル局も含めたTV局の採るべき戦略を議論する。

 

セミナー『通販番組がローカル局を支える~データ活用で売上増が可能に~』のご報告


9/10(火)に、次世代メディアセミナー『通販番組がローカル局を支える~データ活用で売上増が可能に~』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約60名の方にご参加いただくことができました。

参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

 

※9/10セミナーの詳細は以下の通りです。

 

9/10(火)開催
2024年 第7回 次世代メディアセミナー
通販番組がローカル局を支える~データ活用で売上増が可能に~

< 開催日時 >  2024年9月10日(火) 16時00分~18時00分
 <会  場> LODGE
東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町
LINEヤフー株式会社 本社オフィス内 17F(受付は2F)
(東京メトロ永田町駅 9a出口直結/東京メトロ赤坂見附駅 D出口より徒歩3分)
【ZOOMによるリモート参加も可】
 <登  壇  者> 株式会社PTP 代表取締役社長CEO 有吉昌康 氏
株式会社PTP  ordr(オーダー)担当 谷口友也 氏
 < モデレーター > 次世代メディア研究所 代表 鈴木 祐司

 

※セミナー会場の「LODGE」は、LINEヤフー本社オフィス内にあるスペースです。
LODGEはZホールディングスグループ各社と各種企業団体のオープンコラボレーションを目指して活動し、コロナ禍における現在はオンラインイベントの収録配信会場としても活動しております。

 

 

<概要>

PUT低下とテレビ広告費の減少は、コロナ禍後に拡大しローカル局は危機的な状態だ。

生き残り戦略としてテレビ通販収入のテコ入れは、実は大きな可能性を持つ。
ただしその営業実態は、”根拠の明確でない”会話に基づいた値付けや、情報交換などで、課題感をお持ちの方も多いのではないだろうか。

一方テレビ通販業界は、3年前に登場した「ordr(オーダー)」が席巻。
トップ10社など大手をはじめ、同業界の大手代理店はすべて導入済で、出稿実績の分析をもとにした科学的な出稿が当たり前になっている。蚊帳の外だったのは、大半のテレビ局だったのである。

その「ordr(オーダー)」が、遂に放送局向けにも提供が始まる。
ベンチマークとなる他局はどういうクライアントが多くを占めているのか。どんな前番組を好む傾向にあるのか。
新規クライアントの出稿情報もいち早くキャッチできる。

今やローカル局にとって無視できなくなった「テレショップ」の売上、急伸させるチャンスは今。

AIワークショップ『AIで開発するコンテンツ&IP』のご報告


2024年4月より全12回にて開催したAIワークショップ『AIで開発するコンテンツ&IP』に関しまして、無事開催終了となりましたのでご報告させていただきます。

当ワークショップには約100名の方にご参加いただきました。ありがとうございました。

 

なお、9月より新たにAIワークショップ『生成AIコンテンツの作り方』、AIセミナー『生成AIと法』を開催予定です。

ご興味をお持ちの方は是非ご参加ご検討いただけますと幸いです。

詳細は

AIワークショップ | 次世代メディア研究所 (jisedai-media.main.jp)

をご参照ください。

 

 

 

【参考】
2024年4月~にて開催したワークショップの詳細は以下の通りです。

 

2024年4月~開催
AIワークショップ
AIで開発するコンテンツ&IP

<開催日時>  2024年4月~ 全12回
<参加方法> リモート参加
<登  壇  者> 創造的code corrupter 伊藤博文 氏 ほか
< モデレーター > 次世代メディア研究所 代表 鈴木 祐司

 

<全体概要>

既に映像加工やナレーションで活用されているAI。
その特性を熟知すれば、企画立案・リサーチ・画像やアプリ作成・番組制作なども可能になります。
メディア企業にとっては、まず時間短縮やコスト削減が実現します。
さらに自社アーカイブとの連携により、著作権問題をクリアした番組制作や新サービス展開で、収入増も果たせるようになります。
ローカル局でも、ドラマやドキュメンタリーを安価に制作できます。

当ワークショップは単なる座学に留まらず、参加者が実際に生成AIを使ってメディア活動の各プロセスを体験して頂きます。
次世代を担う若者のAI対応を促すと共に、意思決定者の理解を深め、次世代メディアが向かうべき道の一つを切り拓くことを目指します。

※ワークショップの詳細は、AI関連の技術のトレンド等の変化により変わることがあります。

 

<ワークショップ概要>

日程 ワークショップ
1 4月19日(金)16時~ 初めに企画ありき=AIでどう企画を開発するのか?
2 4月26日(金)16時~ 実際に企画を作ってみる
3 5月9日(木)16時~ GPT4でデータ処理~コードインタープリターを使う~
4 5月16日(木)16時~ 実際にやってみる①/GPT4o
5 5月30日(木)16時~ ここまでの統括/実際にやってみる②
6 6月6日(木)16時~ 実際にやってみる③
7 6月27日(木)16時~ トライアル中級編①
8 7月4日(木)16時~ トライアル中級編②
9 7月11日(木)16時~ トライアル中級編③
10 7月25日(木)16時~ AIコンテンツと著作権の最前線(骨董通り法律事務所 橋本阿友子 弁護士)
11 8月1日(木)16時~ 最終制作①
12 8月8日(木)16時~ 最終制作②/生成AIの近未来

 

 

<特別ワークショップ>

7/25(木)開催
第10回 AIワークショップ
AIコンテンツと著作権の最前線

<開催日時>  2024年7月25日(木) 16時00分~18時00分
 <会  場> ZOOMによるリモート参加(VOD視聴も可)
 <登  壇  者> 骨董通り法律事務所 橋本阿友子 弁護士
 < モデレーター > 次世代メディア研究所 代表 鈴木 祐司

 

<概要>

「フルAIコンテンツを作る」とカンテレの大多亮新社長は宣言した。
ただし生成AIに対しては、著作権問題など業界の合意があるかと言えば不透明な点が残る。
学会や文化庁でも議論の途上。
こうした状況で、実際にテレビ局が生成AIで番組を制作するには、何に留意すればよいのか。

日本でコンテンツの法的問題に最も詳しい骨董通り法律事務所の弁護士と徹底的に議論する。

 

※この回のみの参加もお承りしています。

 

 

<ワークショップ形態>

全12回はすべてリモートです。企画・リサーチ・画像・アプリ・コンテンツなどの作成は、指名された参加者に前日までに成果を提出して頂き、講師が寸評やアドバイスをする方式です。
(なるべくGPT4plusの加入をお願いします。月単位で課金・非課金の変更が可能です)

実際に経験して頂くこともさることながら、参加者と講師との間のやりとり・議論に重きを置くワークショップとなります。
(リアルタイム参加がベストですが、VOD参加あるいはVOD復習も出来ます)

 

 

<受講料/申込>

 

区分 詳細 金額
法人契約1 全12回1名参加(+VOD利用2週間) 20万円
法人契約2 全12回何名でも参加可(+VOD利用2週間) 40万円
一般参加 各回につき都度参加可(+VOD利用2週間) 各回24,000円

※金額は消費税別。

セミナー『CO2削減がテレビの次世代を拓く~企業価値のモノサシが変わる~』のご報告


7/17(水)に、次世代メディアセミナー『CO2削減がテレビの次世代を拓く~企業価値のモノサシが変わる~』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約50名の方にご参加いただくことができました。

参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

 

※7/17セミナーの詳細は以下の通りです。

 

7/17(水)開催
2024年 第6回 次世代メディアセミナー
『CO2削減がテレビの次世代を拓く~企業価値のモノサシが変わる~』

<開催日時>  2024年7月17日(水) 16時00分~18時00分
 <会  場> LODGE
東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町
LINEヤフー株式会社 本社オフィス内 17F(受付は2F)
(東京メトロ永田町駅 9a出口直結/東京メトロ赤坂見附駅 D出口より徒歩3分)
【ZOOMによるリモート参加も可】
 <登  壇  者> NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー 堅達京子 氏
日本テレビ 社長室サステナビリティ推進事務局 内藤庸介 氏
 < モデレーター > 次世代メディア研究所 代表 鈴木 祐司

 

<概要>

テレビ業界は今、気温上昇を抑える「1.5℃の約束」のキャンペーンを行っている。
社会に向けて発信するだけでなく、テレビ局自身もサステナブルな番組制作に挑戦している。
実はこの活動は“きれいごと”に留まらず、経営に直結する課題になってきた。
視聴率・ネットでの再生数・売上などが指標だったが、“サステナビリティ活動”がステークホールダーからの重要な評価になり始めたからだ。

具体的には数字をとるだけでは納得しないスポンサーが増えている。
「地球環境への貢献」「快適な暮らしのサポート」「未来を豊かにする情報発信」等がCM出稿の判断基準になってきた。
例えば日テレが系列基幹5局と展開する「日本列島ブルーカーボンプロジェクト」には、パートナー企業が支援をしている。
他にも環境に良いイメージの番組に出稿したいという企業が殺到している。

エンタメも社会とのバランスを考える時代となったことを議論する。

セミナー『TV局が低コストで出来る増収策~鍵は“子ども” “インバウンド” “サステナブル”~』のご報告


7/3(水)に、次世代メディアセミナー『TV局が低コストで出来る増収策~鍵は“子ども” “インバウンド” “サステナブル”~』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約50名の方にご参加いただくことができました。

参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

 

※7/3セミナーの詳細は以下の通りです。

 

7/3(水)開催
2024年 第6回 次世代コンテンツセミナー
TV局が低コストで出来る増収策~鍵は“子ども” “インバウンド” “サステナブル”~

<開催日時>  2024年7月3日(水) 16時00分~18時00分
 <会  場> LODGE
東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町
ヤフー株式会社 本社オフィス内 17F(受付は2F)
(東京メトロ永田町駅 9a出口直結/東京メトロ赤坂見附駅 D出口より徒歩3分)
【ZOOMによるリモート参加推奨】
 <登  壇  者> 株式会社絵本ナビ 金柿秀幸 代表取締役CEO
 < モデレーター > 次世代メディア研究所 代表 鈴木 祐司

 

※セミナー会場の「LODGE」は、ヤフー本社オフィス内にあるスペースです。
LODGEはZホールディングスグループ各社と各種企業団体のオープンコラボレーションを目指して活動し、コロナ禍における現在はオンラインイベントの収録配信会場としても活動しております。

 

 

<概要>

出版不況の中で堅調なのが絵本児童書ジャンル。けん引役は総合情報クチコミ通販サイト「絵本ナビ」。
年間利用者数2000万人は、全ページ試し読み2200作品・数ページ試し読み1万作品で、クチコミなどで我が子に最適な絵本を見つけられる利便性と信頼性が鍵だ。

ここの生成AIの時代が到来した。絵本は容易にアニメ化できる。
各地の民話で新作絵本やアニメが安価に作れる。
ゆるキャラなど地域の人気者で、地域紹介やエリア発信も簡単になり始めた。
外国人観光客の体験を豊かにし、ユニークな土産物も作れる。サステナブル投資に注目が集まる中、こうした活動に知恵やお金も集まり始めている。

毎分主義できたテレビ局の次世代の新しいコンテンツ創造や経営の可能性を議論する。

セミナー『テレビ広告の縮小をとめV字回復へ~広告と販促をCXで繋ぐ「TV×リテール」~』のご報告


6/19(水)に、次世代メディアセミナー『テレビ広告の縮小をとめV字回復へ~広告と販促をCXで繋ぐ「TV×リテール」~』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約50名の方にご参加いただくことができました。

参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

 

※6/19セミナーの詳細は以下の通りです。

 

6/19(水)開催
2024年 第5回 次世代メディアセミナー
『テレビ広告の縮小をとめV字回復へ~広告と販促をCXで繋ぐ「TV×リテール」~』

<開催日時>  2024年6月19日(水) 16時00分~18時00分
 <会  場> LODGE
東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町
LINEヤフー株式会社 本社オフィス内 17F(受付は2F)
(東京メトロ永田町駅 9a出口直結/東京メトロ赤坂見附駅 D出口より徒歩3分)
【ZOOMによるリモート参加も可】
 <登  壇  者> 電通プロモーションプラス プラットフォーム共創事業部
川崎 寛 事業部長/高橋潤平Co Creative Director
 < モデレーター > 次世代メディア研究所 代表 鈴木 祐司

 

<概要>

シュリンクの続く広告市場に対して、3倍ほどの規模となる販売促進費を狙いTV局収入を急伸させようという取組が始まっている。
テレビCMやインフォマーシャルと、リテールの賭け合せで商品販売が急伸しているからだ。

既に「××薬局」×「○○局」、「△△スーパー」×「□□局」など、各ブロックで流通大手と特定局の成功例が出ている。
営業赤字に苦しむローカル局にとって、当手法は救世主となるかも知れない。

しかも今後はCTVでネット経由の番組を視聴する人が増える。
そこでの取組こそ、商品販売を促進するため、多くのクライアントが注目している。

セミナーでは何が起ころうとしているのかを議論する。

セミナー『“画像マーケットプレイス×TV”の可能性』のご報告


6/11(火)に、次世代コンテンツセミナー『“画像マーケットプレイス×TV”の可能性』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約40名の方にご参加いただくことができました。

参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

 

※6/11セミナーの詳細は以下の通りです。

 

6/11(火)開催
2024年 第5回 次世代コンテンツセミナー
『“画像マーケットプレイス×TV”の可能性

<開催日時>  2024年6月11日(火) 16時00分~18時00分
 <会  場> LODGE
東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町
ヤフー株式会社 本社オフィス内 17F(受付は2F)
(東京メトロ永田町駅 9a出口直結/東京メトロ赤坂見附駅 D出口より徒歩3分)
【ZOOMによるリモート参加推奨】
 <登  壇  者> ピクスタ株式会社 古俣大介 代表取締役社長
 < モデレーター > 次世代メディア研究所 代表 鈴木 祐司

 

※セミナー会場の「LODGE」は、ヤフー本社オフィス内にあるスペースです。
LODGEはZホールディングスグループ各社と各種企業団体のオープンコラボレーションを目指して活動し、コロナ禍における現在はオンラインイベントの収録配信会場としても活動しております。

 

 

<概要>

今や画像や動画は、プロでなくても素人が大量に撮影している。
それらを集めて日本最大のマーケットプレイスにしたのがピクスタだ。
今や多くの企業やメディアが素材として活用し、年商は25億円を超えるほどとなっている。
また素材提供者も、素人から専業になり年収3000万円超の人、また副業として月収40~50万円を稼ぐ人も出てきている。

こうした素材へのニーズは、バーチャルスタジオ、インカメラVFX、生成AI活用などで高まる一方だ。
テレビ局が番組制作を効率的に行い、かつ従来にない新機軸を打ち出す可能性を議論する。

セミナー『TVドキュメンタリーの未来~メディア激変の中の次の一手は?~』のご報告


5/29(水)に、次世代メディアセミナー『TVドキュメンタリーの未来~メディア激変の中の次の一手は?~』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約60名の方にご参加いただくことができました。

参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

セミナー『ローカル局躍進の条件?~コンテンツ展開の課題と可能性~』のご報告


5/14(火)に、次世代メディアセミナー『ローカル局躍進の条件?~コンテンツ展開の課題と可能性~』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約60名の方にご参加いただくことができました。
参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

 

(参考)5/14(火)に開催したセミナーの詳細情報は以下の通りです。

 

5/14(火)開催
2024年 第4回 次世代メディアセミナー
『ローカル局躍進の条件?~コンテンツ展開の課題と可能性~』

<開催日時>  2024年5月14日(火) 16時00分~18時00分
 <会  場> LODGE
東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町
LINEヤフー株式会社 本社オフィス内 17F(受付は2F)
(東京メトロ永田町駅 9a出口直結/東京メトロ赤坂見附駅 D出口より徒歩3分)
【ZOOMによるリモート参加も可】
 <登  壇  者> 総務省 情報流通行政局 情報通信作品振興課
放送コンテンツ海外流通推進室 馬宮和人 室長
 < モデレーター > 次世代メディア研究所 代表 鈴木 祐司

 

※セミナー会場の「LODGE」は、LINEヤフー本社オフィス内にあるスペースです。
LODGEはZホールディングスグループ各社と各種企業団体のオープンコラボレーションを目指して活動し、コロナ禍における現在はオンラインイベントの収録配信会場としても活動しております。

 

 

<概要>

厳しいテレビ局経営・政府のコンテンツ産業強化方針・生成AI進化など、ローカル局をとりまく環境は急変しています。
そんな中でどう難局を打開し、新たな展開を可能にするのかを議論します。

以下は主な論点です。

1:厳しさ増すローカル民放
2:放送コンテンツ海外流通の現在
3:変わり始めた各種環境
4:実効性のある未来とは?

 

シリーズ「AIで開発するコンテンツ&IP」(後編)


【後編】「オンデマンド・ピンポイント・自分事」の極み

当シリーズではこれまで、生成AIが社会に与えるインパクト、労働集約型だったマスメディアの省力化やコスト削減効果、そしてテレビ広告費以外の収入増の可能性について触れて来た。

 

映像情報の消費において、選択肢が少なかった時代はテレビ放送が圧倒的だった。ところが「オンデマンド・ピンポイント・自分事」に勝るインターネットの登場で、テレビ放送をリアルタイムに視聴する総量は減少の一途となった。このままでは2030年代前半にテレビ広告費はピークの半減が免れない。

 

ではどうするのか。

伝統的に“1対n”とマスを対象に情報発信してきたテレビだが、生成AIを活用すればインターネットが得意とする“n対n”の世界にも入りやすくなる。しかも“1対n”時代の高品質かつ豊富なアーカイブがある分、少数者へ特定情報の発信でも安価にニーズの高いものを制作できる。

 

“1対n”をフックにして“n対n”の特定情報を少数者に提供する新システムの可能性を考える。

 

可処分時間の争奪戦

メディア界で展開されてきた競争は、インフラやシステムの競争とコンテンツなどの凌ぎ合いが同時に起こっていた。そして送り手ではなく受け手の側から見ると、国民の“可処分時間の奪い合い”、つまり1日のうちの睡眠や仕事など必要不可欠な部分を除く余暇時間の奪い合いが展開されて来たのである。

 

その内実を振り返ってみよう。

アナログ時代のインフラは、4マスが独壇場だった。新聞・雑誌・ラジオ・テレビだ。そして4者の間での競争は、インフラとしては瞬時に千万単位の消費者に届けられ、コンテンツとしてはテキスト・音声・映像の全てを駆使しリアリティに富むテレビが圧倒した。20世紀が“映像の世紀”と言われた所以である。

 

そしてコンテンツの担い手は、メディア企業などで経験を積んだプロが大半だった。一部は素人の発信もマスメディアに載ったが、ビッグヒットは悉くプロの手によるものだった。

デジタルになるとネットやSNSが台頭し、マスメディアの占める割合は減少した。例えばどのテレビ局よりYouTubeが多くの接触時間を誇るようになった。よってコンテンツも、非プロのものが急増した。プロは消費者の数を極大化しようとするが、非プロのコンテンツはより“自分事”なものが多く、1つ1つの消費量は多くなくとも、非プロのコンテンツが無限といっても良いほど増えると、消費の総量がマスメディアを凌駕し始めたのである。

 

ならばマスメディア側も、“1対n”でマスをとりつつ、“n対n”コンテンツを大量に生産し、結果として消費総量を伸ばせば対抗できる。それを可能にするのが生成AIだ。

 

活路は“低コスト”と“自分事”

ただし素人もプロも、AIを駆使するのは可能だ。つまり素人でも一定水準以上のコンテンツを作成できてしまう。それらがネットやSNS上を飛び交うようになる事態は避けられない。つまり放置しておくと、インフラ部分でもコンテンツ制作の局面でも、マスメディアやそこに属するプロの出番は減少せざるを得ない。

 

ではマスメディアやプロに勝ち目はあるのか。

そこは生成AIの使い方次第だ。まず素人が生成AIを使って制作した表現は、事実の正確性や著作権などの問題を含んでいる。既にインターネットの世界に規制が及び始めているように、生成AIコンテンツも何でもかんでも自由とは行かない可能性がある。生成AIが公衆網経由で各種の情報を参考にする以上は避けられない事態だ。

 

一方マスメディアは、最終表現物の前提を限定することで対抗できる。映像で言えば自局のアーカイブであり、テキストは取材に基づく、あるいは専門家との連携で用意したものである。

しかも初期コストは、マスメディア用表現で大半を回収しておく。そこから数十・数百のコンテンツを派生させ、例え消費者の数が一桁二桁少なくなろうとも、単価が上がれば利益を結果するようになる。生成AIを駆使して作る大量のコンテンツだから、1つ1つの単価が二桁三桁安くなるからである。

 

こうしてマスメディアが苦手とした「オンデマンド」「ピンポイント」「自分事」を実現させる。あとはマネタイズのためのビジネスモデルをどう工夫するかとなる。

 

例えば「AIラーニング」

当シリーズ中編では、人気キャラクターが一人一人と対話するサービス、観光地などで自分にカスタマイズした景色を堪能するなど、娯楽系でのサービスを挙げた。

 

実はそれ以外にも、ニュース・情報・教養の世界でも展開が可能だ。例えばニュース。30分や1時間の放送では、項目の重要度を局が選んで並べている。ところが視聴者によっては、関心のない項目も少なくない。そこで最初に「今日の主な経済ニュースは?」の問いかけにAIが数分で簡潔に答えるとしよう。そこから「円高の動向を詳しく」や「今年の暖冬の影響は」などのニーズにAIが詳報したら、そのサービスは経済活動に直結するだけに利用者が少なくとも高単価なサービスにできる。

 

医療情報でも同様だ。マスに向けた「腰痛」をテーマにした番組をベースに、利用者が幾つかの症状を言い、それに可能性のある診断や対応する医療機関などの紹介するサービスを構築したら、当人には便利で重要となる。あるいは保険組合が財政安定化のために契約するというB2Bビジネスに成長する可能性がある。

 

要はマスメディアが集めた情報に基づき、AIラーニング的なものにしたら、便利なサービスに進化し、ビジネスの可能性が出てくる。

 

マスメディアには“1対n”の関係で、多くの支持を集めた時代があった。ところがネットやSNSが重要になった以上、多様なニーズと個別の解決策という“n対n”の関係で支持されるサービスも視野に入れなければならない。

大変な時代であることは間違いない。ただしマスメディアこそ、AIの補助を前提に活躍できる時代が到来しようとしているのである。

 

 

全12回のAIワークショップには既に多くの契約が集まり、既に全社をあげて取り組む局も出てきています。
生成AIの具体的な活用法を詳述するセミナーはAIワークショップ | 次世代メディア研究所 (jisedai-media.main.jp)へ。

 

 

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