【御礼】セミナー『ネット連携でTV局はどう進化する?』のご報告


3/15(水)に、セミナー『ネット連携でTV局はどう進化する?』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約40名の方にご参加いただくことができました。
参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

なお、4/10(月)には、セミナー
『佐藤勉衆議院議員が展望する“放送の未来”』
を開催致します。
ご希望の方は是非ご参加いただけますと幸いです。

4/10(月)開催セミナーの詳細はこちらをご参照ください。

 

(参考)3/15(水)に開催したセミナーの詳細情報は以下の通りです。

3/15(水)開催
次世代メディア研究所2017年セミナー企画

ネット連携でTV局はどう進化する?

<開催日時>  2017年3月15日(水)午後4時~7時(通常回と開始時間が異なりますのでご注意ください)
 <会  場> インテージ秋葉原ビル・セミナールーム
(JR・地下鉄日比谷線秋葉原駅から徒歩3分・ 地下鉄銀座線末広町駅から4分)
 <パネリスト>
(予定)
HJホールディングス合同会社 hulu編成部長 高谷和男 氏

株式会社テレビ朝日 総合ビジネス局デジタル事業センター
アライアンス事業担当部長 大場洋士 氏

フジテレビ コンテンツ事業局 コンテンツデザイン部副部長
FOD事業執行責任者 野村和生 氏

 <モデレーター> 次世代メディア研究所 代表 鈴木祐司


<開催趣旨>

地上波テレビ各局は今、動画配信事業を次々と進化させ始めている。

日本テレビは2014年にテレビ番組の見逃しサービスにいち早く着手すると共に、Huluを買収し、無料の放送・無料配信・有料配信の3つのチャンネルで、コンテンツの価値最大化とビジネスの拡大を図ってきた。今年2月には、『銭形警部』で地上波テレビ放送・有料放送・有料配信の3メディアを連携させ、話題になったばかりである。

テレビ朝日はサイバーエージェントと共に、去年4月にAbemaTVを立ち上げ、アプリのダウンロード数を半年で1000万とし、ネット上のマスメディアを構築すべく邁進している。さらにKDDI株式会社とビデオパスにおける業務提携を行い、SVOD事業でも新たな展開を始め、地上波テレビ放送との連携効果を高めつつある。

フジテレビは2007年11月に、業界に先駆けて有料のテレビドラマ見逃し配信サービスに乗り出した。そして2016年8月には「FODプレミアム」を開始し、SVOD事業に本格参入した。従来のTVOD・SVOD・AVODと3つのウィンドウを整備し、さらに電子書籍やVR動画の配信などにも手を伸ばし、事業の最適化に挑戦している。

こうした先進的な取り組みから、各社はどんな知見を得たのか。今後10~20年でIP網の位置づけが高まる中、各社はどんな戦略をとろうとしているのか。少なくとも現状では、地上波テレビと動画配信事業でどんな連携効果が出始めているのか。

各局の現状と将来展望を議論する。

<セミナーの概要>

【前半:パネリストによるプレゼン】(100分)

(休憩:10分

【後半:Q&A/議論】(70分)

議論は以下の方向を予定!

*日本テレビとHuluとの連携効果。
*テレビ朝日とAbemaTVとの連携効果、およびネット上のマスメディア構築の可能性。
*フジテレビとFODとの連携効果。TVOD・SVOD・ADVOD等での最適なウィンドウ戦略とは。
*4K8Kなどの高画質化に、動画配信事業はどう対応するのか。
*同時再送信の時代に、各社の動画配信事業はどう進化していくのか。
*今後“放送と通信の融合”が幸せな展開をするために必要な要件は何か。
*2020年代、2030年代にメディア状況はどう変わるか。

<講師プロフィール>

HJホールディングス合同会社 hulu編成部長 高谷和男 氏

1994年日本テレビ入社 制作局配属 SHOWbyショーバイ、マジカル頭脳パワーのクイズ番組 チームと歌の大辞テン、FUNなど音楽番組チームを兼任。
2009年 編成部(配信の黎明期を横目に) 2012年 制作局 今夜くらべてみました企画プロデュース(日テレ初のキャッチアップバラエティ) 2013年 開局60年特番MUSICDAY企画プロデュース。(嵐の音ゲーやニコ生裏チャンネルで、デジタル企画を実践)
2015年HJホールディングス出向。hulu初代編成部長。

株式会社テレビ朝日 総合ビジネス局デジタル事業センター アライアンス事業担当部長 大場洋士 氏

1974年生まれ。早稲田大学大学院を卒業後、1999年に全国朝日放送株式会社(現テレビ朝日) に入社し、技術局制作技術センターに配属、2003年メディア戦略室、2006年経営戦略室、 2011年KDDI株式会社出向、2013年コンテンツビジネス局、2014年総合ビジネス局デジタル 開発部を経て、2015年総合ビジネス局デジタル事業センターオンライン事業担当部長、 2016年に現職。

フジテレビ コンテンツ事業局 コンテンツデザイン部副部長 FOD事業執行責任者 野村和生 氏

1974年北海道札幌市生まれ。1997年NTTドコモに入社。ワンセグなどの新規事業企画・開発を担当した。 2005年フジテレビ入社。モバイルサイトプロデューサー、CS放送スポーツ編成、ゲームプロデューサーを経て、2012年からFODの事業執行責任者として現在に至る。オリジナル番組「めちゃ×2ユルんでるッ!」「めちゃ×2タメしてるッ!」「ラブホの上野さん」「360°まる見え!VRアイドル水泳大会」「スナック幸子」「劇団ひとりの編集長お願いします。」「Geroの恋するコミックナイト」「マンガは世界を救う」のプロデューサーも務めている。

次世代メディア研究所 代表 鈴木祐司
1982年にNHK入局。制作現場では主にドキュメンタリー番組の制作を担当。97年に放送文化研究所に異動。98年日米ジャーナリスト交換プログラムで、アメリカの放送デジタル化の動向を視察。2003年放送総局解説委員室解説委員兼任(専門分野はIT・デジタル)。09年編成局編成センターへ異動。大河などドラマのダイジェスト「5分でわかる~」を業界に先駆けて実施、他に各種番組のミニ動画をネット配信し、NHKのリーチ拡大を図る。12年にNHKスペシャル事務局へ移動し、放送前にミニ動画を配信して視聴率を上げる取組等を手掛けた。2014年独立、次世代メディア研究所代表・メディアアナリストとして活動。
ヤフー個人での執筆は、http://bylines.news.yahoo.co.jp/suzukiyuji/で参照可能。

【御礼】セミナー『権利者側から見る ネット動画展開の課題と可能性』のご報告


3/1(水)に、セミナー『権利者側から見る ネット動画展開の課題と可能性』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約30名の方にご参加いただくことができました。
参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

なお、3/15(水)には、セミナー
『ネット連携でTV局はどう進化する?』
を開催致します。
ご希望の方は是非ご参加いただけますと幸いです。

3/15(水)開催セミナーの詳細はこちらをご参照ください。

 

(参考)3/1(水)に開催したセミナーの詳細情報は以下の通りです。

3/1(水)開催
次世代メディア研究所2017年セミナー企画
キーマンに聞く!② 

権利者側から見る ネット動画展開の課題と可能性

<開催日時>  2017年3月1日(水)午後3時~5時40分
 <会  場> インテージ秋葉原ビル・セミナールーム
(JR・地下鉄日比谷線秋葉原駅から徒歩3分・ 地下鉄銀座線末広町駅から4分)
 <パネリスト>
(予定)
日本音楽事業者協会 専務理事
元 よしもとファンダンゴ代表取締役社長 中井秀範 氏
 <モデレーター> 次世代メディア研究所 代表 鈴木祐司

<受講料>
法人会員契約をされた企業の方は、契約人数まで無料。
※本セミナーを含め、セミナーが年10回開催されます。
※法人会員契約の詳細については、こちらをご覧ください。

それ以外の方(一般参加の方)は、1名につき2万円。


<開催趣旨>

2006年の竹中平蔵総務相(当時)私的懇談会での論議を受け、08年にフジテレビやNHKが有料のVODサービスを始めた。以後、放送局による様々なネット動画の取り組みが展開され、14年1月の日本テレビ「見逃しサービス」、15年10月スタートのTVerへとつながった。そして今や『逃げ恥』の見逃しが1000万回視聴されたように、重要な活動になりつつある。

さらに2019年からテレビ番組の同時再送信を始めるべく、議論も進んでいる。現実にはビジネスとしてどう持続可能なものに洗練させるか、課題も多い。そもそも全番組をネット配信するには、権利処理や制作体制など、克服するべき課題が残る。しかも動画配信でどうマネタイズするかは、最も悩ましいテーマである。

ローカル民放の現実を見れば、人員が足りない、ノウハウがない、そもそも配信できる独自番組が少ないなど、キー局以上に壁が厚いと感じている関係者も多い。

吉本興業時代から放送番組の制作と共に、ネット動画展開などにも取り組み、今は日本音楽事業者協会の専務理事として、こうした問題にかかわっている中井秀範氏は、現状のテレビ局の課題を痛感し、ネット動画事業進展の条件を整備すべきと考えている。氏の経験と知見から、事業展開での課題を聞き、どう次世代を切り開いていくべきか等を議論する。

<セミナーの概要>

【前半:中井秀範氏によるプレゼン】(75分)

(休憩:10分

【後半:Q&A/議論】(75分)

議論は以下の方向を予定!

*HUT下落とタイムシフト視聴増の現実を権利者側はどう受け止めているのか。
*80数年間、吉本興業が経験した新旧メディアの軋轢から得られる教訓とは何か。
*プロダクションとしてネット対応等を実際に行い、どんな課題や可能性を感じたのか。
*これまでのテレビ局のネット対応ぶりには、どんな課題や可能性を感じているのか。
*今後“放送と通信の融合”が幸せな展開をするために必要な要件は何か。
*テレビ番組の二次利用の効果的な展開はどんなものか。
*2020年代、2030年代にメディア状況はどう変わるか。

<講師プロフィール>

日本音楽事業者協会 専務理事 / 元 よしもとファンダンゴ代表取締役社長 中井秀範 氏

1958年10月22日、富山県高岡市生まれ。
1981年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。
同年、吉本興業株式会社入社。入社後、桂三枝、桂文珍、明石家さんま、ダウンタウン等のマネージャーを歴任。その傍ら、テレビ番組、舞台のプロデュースを担当。心斎橋筋2丁目劇場の創立、吉本新喜劇プロジェクトにも参加。
2006年、吉本興業㈱ 制作営業統括本部 執行役員 権利開発センター長
/㈱ファンダンゴ 取締役 就任
2007年、㈱よしもとファンダンゴ 代表取締役社長 就任
2015年、吉本興業株式会社 退社
同年6月、一般社団法人 日本音楽事業者協会 専務理事 就任/一般社団法人 映像コンテンツ権利処理機構 理事/
相愛大学 音楽学部 非常勤講師

次世代メディア研究所 代表 鈴木祐司
1982年にNHK入局。制作現場では主にドキュメンタリー番組の制作を担当。97年に放送文化研究所に異動。98年日米ジャーナリスト交換プログラムで、アメリカの放送デジタル化の動向を視察。2003年放送総局解説委員室解説委員兼任(専門分野はIT・デジタル)。09年編成局編成センターへ異動。大河などドラマのダイジェスト「5分でわかる~」を業界に先駆けて実施、他に各種番組のミニ動画をネット配信し、NHKのリーチ拡大を図る。12年にNHKスペシャル事務局へ移動し、放送前にミニ動画を配信して視聴率を上げる取組等を手掛けた。2014年独立、次世代メディア研究所代表・メディアアナリストとして活動。
ヤフー個人での執筆は、http://bylines.news.yahoo.co.jp/suzukiyuji/で参照可能。

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