3/1(水)に、セミナー『権利者側から見る ネット動画展開の課題と可能性』を開催致しました。
お陰様をもちまして、約30名の方にご参加いただくことができました。
参加者の皆様、またパネリストの方々及び会場設営等ご協力をいただきました皆様、ありがとうございました。

なお、3/15(水)には、セミナー
『ネット連携でTV局はどう進化する?』
を開催致します。
ご希望の方は是非ご参加いただけますと幸いです。

3/15(水)開催セミナーの詳細はこちらをご参照ください。

 

(参考)3/1(水)に開催したセミナーの詳細情報は以下の通りです。

3/1(水)開催
次世代メディア研究所2017年セミナー企画
キーマンに聞く!② 

権利者側から見る ネット動画展開の課題と可能性

<開催日時>  2017年3月1日(水)午後3時~5時40分
 <会  場> インテージ秋葉原ビル・セミナールーム
(JR・地下鉄日比谷線秋葉原駅から徒歩3分・ 地下鉄銀座線末広町駅から4分)
 <パネリスト>
(予定)
日本音楽事業者協会 専務理事
元 よしもとファンダンゴ代表取締役社長 中井秀範 氏
 <モデレーター> 次世代メディア研究所 代表 鈴木祐司

<受講料>
法人会員契約をされた企業の方は、契約人数まで無料。
※本セミナーを含め、セミナーが年10回開催されます。
※法人会員契約の詳細については、こちらをご覧ください。

それ以外の方(一般参加の方)は、1名につき2万円。


<開催趣旨>

2006年の竹中平蔵総務相(当時)私的懇談会での論議を受け、08年にフジテレビやNHKが有料のVODサービスを始めた。以後、放送局による様々なネット動画の取り組みが展開され、14年1月の日本テレビ「見逃しサービス」、15年10月スタートのTVerへとつながった。そして今や『逃げ恥』の見逃しが1000万回視聴されたように、重要な活動になりつつある。

さらに2019年からテレビ番組の同時再送信を始めるべく、議論も進んでいる。現実にはビジネスとしてどう持続可能なものに洗練させるか、課題も多い。そもそも全番組をネット配信するには、権利処理や制作体制など、克服するべき課題が残る。しかも動画配信でどうマネタイズするかは、最も悩ましいテーマである。

ローカル民放の現実を見れば、人員が足りない、ノウハウがない、そもそも配信できる独自番組が少ないなど、キー局以上に壁が厚いと感じている関係者も多い。

吉本興業時代から放送番組の制作と共に、ネット動画展開などにも取り組み、今は日本音楽事業者協会の専務理事として、こうした問題にかかわっている中井秀範氏は、現状のテレビ局の課題を痛感し、ネット動画事業進展の条件を整備すべきと考えている。氏の経験と知見から、事業展開での課題を聞き、どう次世代を切り開いていくべきか等を議論する。

<セミナーの概要>

【前半:中井秀範氏によるプレゼン】(75分)

(休憩:10分

【後半:Q&A/議論】(75分)

議論は以下の方向を予定!

*HUT下落とタイムシフト視聴増の現実を権利者側はどう受け止めているのか。
*80数年間、吉本興業が経験した新旧メディアの軋轢から得られる教訓とは何か。
*プロダクションとしてネット対応等を実際に行い、どんな課題や可能性を感じたのか。
*これまでのテレビ局のネット対応ぶりには、どんな課題や可能性を感じているのか。
*今後“放送と通信の融合”が幸せな展開をするために必要な要件は何か。
*テレビ番組の二次利用の効果的な展開はどんなものか。
*2020年代、2030年代にメディア状況はどう変わるか。

<講師プロフィール>

日本音楽事業者協会 専務理事 / 元 よしもとファンダンゴ代表取締役社長 中井秀範 氏

1958年10月22日、富山県高岡市生まれ。
1981年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業。
同年、吉本興業株式会社入社。入社後、桂三枝、桂文珍、明石家さんま、ダウンタウン等のマネージャーを歴任。その傍ら、テレビ番組、舞台のプロデュースを担当。心斎橋筋2丁目劇場の創立、吉本新喜劇プロジェクトにも参加。
2006年、吉本興業㈱ 制作営業統括本部 執行役員 権利開発センター長
/㈱ファンダンゴ 取締役 就任
2007年、㈱よしもとファンダンゴ 代表取締役社長 就任
2015年、吉本興業株式会社 退社
同年6月、一般社団法人 日本音楽事業者協会 専務理事 就任/一般社団法人 映像コンテンツ権利処理機構 理事/
相愛大学 音楽学部 非常勤講師

次世代メディア研究所 代表 鈴木祐司
1982年にNHK入局。制作現場では主にドキュメンタリー番組の制作を担当。97年に放送文化研究所に異動。98年日米ジャーナリスト交換プログラムで、アメリカの放送デジタル化の動向を視察。2003年放送総局解説委員室解説委員兼任(専門分野はIT・デジタル)。09年編成局編成センターへ異動。大河などドラマのダイジェスト「5分でわかる~」を業界に先駆けて実施、他に各種番組のミニ動画をネット配信し、NHKのリーチ拡大を図る。12年にNHKスペシャル事務局へ移動し、放送前にミニ動画を配信して視聴率を上げる取組等を手掛けた。2014年独立、次世代メディア研究所代表・メディアアナリストとして活動。
ヤフー個人での執筆は、http://bylines.news.yahoo.co.jp/suzukiyuji/で参照可能。

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